切迫早産入院(19日目)

~切迫早産で入院したときに書いた日記を振り返っています~ 33週2日目
今日、大部屋に1人入ってきた。
81歳のおばあさんだ。
最近手術をしたようで自由に歩くことがでいないみたい。
 
私の子宮頚管は2.4㎝に。
スマホバラエティと息子の動画を観る日々。
 

産婦人科と婦人科病棟

これはイレギュラーなのかもしれませんが、

私が入院していた病院は婦人科と産婦人科の入院患者が混在していました。

「普通は妊婦さんとそうじゃない患者さんは別部屋になるんだけどね」

と看護士はさんは話していましたが

私、だいぶ婦人科の患者さんと一緒の部屋になる期間があり…。

しかもこの日から70代以降のおばあちゃんたちと一緒の部屋になり、

新しい命を育む自分の傍らで

婦人科系の病気を患い、病と闘っている方々がいることは

命の灯を感じながら

出産を通り越して、自分自身の数十年後に想いを馳せてみたり

自分の今の喜ばしい状態がいつどうなるかもわからないみたいな不安や

お腹の子の命とまじめに向き合わないといけないという変なプレッシャーなど

素直になんだか喜べない、笑顔になれない感じでした。

 

あ、だからバラエティばかりみていたんだ、私。

 

切迫早産入院(18日目)

~切迫早産で入院したときに書いた日記を振り返っています~ 33週1日目

今日は息子が来てくれた。

最初は恥ずかしそうに、パパの陰に隠れていたけれど

「大好きな忍者やって!」と頼むと

パパと一緒に

面会できるエレベーターホール前を

中腰で「ニンニン」といいながら何度も小走りしていた。

 

入院中はスマホでTVや映画を観ることが多い。

考えることを辞めているところもある。

昨日から耳が聴こえにくい。

総合病院のいいところ

耳が聴こえにくい状態がしばらく続いていると

「うちの耳鼻咽喉科受けときますか?」を先生から薦めてくれた。

ちょっと気になったところがあったとき

同じ病院内で受診できるのは、

自分の身体の調子に向き合うことに集中できて、

入院中とても安心できた。

 

 

 

切迫早産入院(17日目)

~切迫早産で入院したときに書いた日記を振り返っています~ 33週
今日で33週目に突入した。
もう少し!いやあと3週間か…。
また大部屋(4人部屋)に1人になった。気がねなくのびのびできる。
 
今日は保育園でイベントがありパパと息子が遊んだみたい。
たくさん動画を送ってくれたり、lineで電話したり。
大部屋1人だから思い切りできる。
息子の笑顔をみると元気になれる。
昨日の夜は点滴が漏れて点滴差し替えになり、4日に1度のシャワーもかかれず
少し気が沈んでいたので、本当に気が晴れた。

1日のスケジュールはこんな感じ

忘れずに書き記していたのです。

7:00  起床 洗面、お手洗い、歯磨き
8:00  朝食 朝の連続テレビ小説を観る
    寝る
9:00  診察
10:00  モニタを付ける
      点滴の差し替え(4日に1回)
12:00  昼食
      寝る
13:30  体を拭く
      お風呂(4日に1回)
15:00  本かラジオかテレビか
18:00  夕食
20:00     モニタを付ける
21:00  就寝
 
ご飯→寝るとか、幼児やないかーい!
けどそのくらい体力がなかったような、寝るしかなかったような。
 

家族の写真・動画・電話の力

息子と直接会えない日々が続いたので
毎日の写真とたまに送ってくれる動画にとても励まされました。
何もする気になれない時は
何回も写真や動画を見ては、にやっとして、寝てを繰り返していました。
元気100倍アンパンマンとはいかないけれど
スマホのバッテリーが10%で充電器に繋いでください状態が
50%くらいになって、大丈夫!そんなに無理してないし2日はもつ!って感じに。

切迫早産入院(16日目)

 ~切迫早産で入院したときに書いた日記を振り返っています~ 32週6日目
早いもので16日も経ってしまった。
この入院生活に慣れてしまった。
いや、もっと前から慣れていた。
1人で食事して、寝て、誰とも話さず、起きてみたいな生活を
結婚するまではたくさんしてきたはずなのに。
1人暮らしではよくあることだったはずなのに。
1人でいるのは慣れているはずなのに。

内へ内へと向かう精神状態

淡々とした生活の中で、しかも行動制限がかかってしまうと

思考も内へ内へと向かいがちで。

なんだか感傷に浸っていました。

過去に思いを馳せすぎると、今、未来にも過去の経験フィルタが無駄にかかってしまい

あんまりよくないですね。

今に意識を向けるために、今のことを人に話したり、こうやって発信することって

大事ですね。

 

切迫早産入院(15日目)

 ~切迫早産で入院したときに書いた日記を振り返っています~ 32週5日目
定期検診の日。子宮けい官2cm。
以前は子宮口も開いていたことが今日わかりびっくり。
引き続き安静生活。
最近座っていることがきつくなってきている。
座るとじんわり汗が出てくる。
 

子宮頚管の経過

入院1日目 1.9cm
入院8日目 1.3cm
入院12日目 2.0cm
入院15日目 2.0cm
入院19日目 2.4cm
入院22日目 1.9cm
入院26日目 1.5cm
入院29日目 1.1cm
 
経過をまとめているページが入院15日目にして登場。
入院生活がいつまで続くかわからない中で、
今までの経過がどう変化して、どうなっていけば大丈夫なのか
眼に見える形でまとめておきたかったのだろうなぁ。
 
お腹の子が大きくなるにつれて
子宮頚管は短くなっていきました。
そりゃそうか。
 
安静を忠実に守ったことが
良かったかわかりませんが
安静にすることだけで子どもを守ることができるんだ!と
信じ込まずにはいられなかった。
 
 

切迫早産入院(14日目)

~切迫早産で入院したときに書いた日記を振り返っています~ 32週4日目

早いもので入院して2週間が経った。

午前中はモニターで1時間。最初の1週間は毎日、膣内洗浄があったので

あっという間に過ぎた。

午後はうとうとしたり、映画やドラマを観たり、本を読めばあっという間に

1日が終わっていく。

1日1日のなかで、息子が成長してくれているのだと思う。

 

昨日は同室の人のいびきがひどく全く眠れず。

眠ることをあきらめて、ドラマを観る。

重版出来。丁寧なドラマだなぁ。

 

騒音対策

大部屋だと、いびきに限らず他の人の生活音が無償に気になってしまうこと

ありました。生活音が音楽を聞いて紛らわしたりできる音量だったらいいのだけど

いびきは音楽を超えていました笑

重宝したのは耳栓ですね!

こんなに数は必要なかったけれど笑

いびきがはるか遠くで「風の音かな」くらいのレベルにはなってくれていて

快適に寝れた日の嬉しさといったら!

 

けれど、耳栓を使った翌日に部屋移動になるというオチ。

「いびきうるさかったでしょう…」って。

気を利かせてくれたんですね。看護士さん。

耳栓はそれ以降は使ってないな…。

 

 

 

 

 

切迫早産入院(13日目)

~切迫早産で入院したときに書いた日記を振り返っています~

32週3日目

今日は点滴の差し替え日。シャワーに掛かれる日。

点滴はなかなかささらないことが多く、

最初6回も刺されたときには、本当に嫌になった。

 

昨日から新しい人が入ってきた。

すごく明るくてお喋り好きなおばさんという感じだったけど

あまり状況が良くなく「妊娠を終わらせなければならない」と

言われていた。

 

総合病院って大きい安心感はあるけれど

なんか機械的に感じることもある。

大部屋で状況を細かく説明されるなんて酷だ。

 

あと3週間~4週間。

ひたすら安静に。

 

妊娠を終わらせる

妊娠すれば出産できることはほぼできると思っていた私にとって

「妊娠を終わらせる」という表現は、妊娠の見方を変えさせられました。

妊娠は絵に描いたように出産にたどり着くとは限らない。

お腹の中の子の状況

お母さんの状況によって

正期産とならずとも「妊娠を終わらせる」こともあるのだ。

それは命が繋がる可能性もあればそうはいかないこともあるということ。

 

大部屋ならでは

妊娠中に特にセンシティブになっていた私は

大部屋で聞こえる話から自分に起こり得ることをいろいろ想像しては

不安になることが多くありました。

聞かなくてもいいことを聞いてしまったり…。

けど個室だとあまりにも遮断されすぎて、これまた欝々としていただろう…。

もうこれは性格だから関係ない人には関係ないんでしょうけどね。