切迫早産入院(10日目)

~切迫早産で入院したときに書いた日記を振り返っています~

妊娠32週0日目

息子がやってくる。

義父とパパと3人で面会開始時間13時ピッタリに来てくれた。

息子は私のことをちらちら見ながら、私には全く寄り付かず。

パパが買い物にいくためにその場を離れると泣きじゃくってしまった。

見かねた義父が一緒に遊ぶと少しづつ機嫌を直し、

いつもの笑顔を取り戻してくれた。

面会時間は30分。

先生が座っておく限界を判断してくれたのだろうと思う。

私も正直そのくらいが限界で、ずっと寝たままの生活が11日も続いていると

座ってることがしんどくなってしまう。

帰り際、泣きもせず、バイバイとそのまま帰っていってしまった。

 

日記を座って書くのがしんどい

ベッドの上にテーブルを出して日記を書いたりすることができたけれど

このころ24時間の点滴とか、寝たままの生活でなんだかふらふらしたりとか

起きておくのがしんどくなっていました。

身体がしんどくなってくると、精神的にもぼんやりとしてきて

時間がとても長く感じたり、かと思えばあっという間に夕方になっていたり…

我ここにあらずな日が続きました。

切迫早産入院(9日目)

~切迫早産で入院したときに書いた日記を振り返っています~

妊娠31週6日目

今日はやっとシャワーにかかることができる。

点滴の副作用で夜中に出る汗の量がひどく、汗臭い。自分に限界。

シャワー室には座る椅子があり、

切迫早産を悪化させないために座ってシャワーにかかるのだが

座るとお腹が張ってしまうのがよくわかる。

部屋ではずっと寝ているので座ることに抵抗が出来てしまっているのかもしれない。

明日は家族がお見舞いに来てくれるけど、ずっと座ってられないから

30分程度にしようと思う。

人に会いたいような会いたくないような…

シャワーにかかれるのは4日に1回だったので、常に綺麗な状態でいることは

できませんでした。だから、寝ること以外なにもできなくて、

時間はたっぷりあるから、声をかければ普段会えない友達に会うこともできたんでしょうが、

自分が汗臭くて、お腹の子もどうなるかわからなくて、座っても苦しいから病室に来てもらうしかなくて、病室は大部屋だから話が筒抜けで…

変に気をつかってしまうから人に会わない方が気が楽だなと思って

自分から進んで友達に連絡を取ることはありませんでした。

連絡が来た友達に「実は入院してて…」という返信をして

「お見舞いに行きたいな」と言われても

「相手できないし、悪いから、ごめんね」と伝え会いませんでした。

身体的にも精神的にもどんどん内に内に向いていったように思います。

 

切迫早産入院(8日目)

妊娠31週5日目

朝、エコーを取られる。子宮頚管が1.9mm→1.3mmに。

状態が悪化していることにショックを受ける。

 

私「私に何かできることはありませんか。」

担当医「ありません。内蔵の問題なので、本人の意思ではどうにもなりません。」

私「…」

 

ストレスにならないように気持ちを明るく持つようにする。

15時に精密なエコーを受けに行く。入院病棟よりも診察室の方が

エコー映像が鮮明に映るらしい。

30分で終わるということだったので、義理の母の面会予定の時間にも

間に合うだろうと思う。

しかし結局診察室前の椅子で50分以上も待たされ

その結果お腹がパンパンにはり冷や汗が出る。

 

次男坊は本当に元気で安心。

戻ってくると義理の母は着替えなどの荷物を置いていってくれて

長男のお迎えのために既に帰宅…。

また入院生活で誰とも話せない生活がしばらく続く…。

 

入院中、思うように話せない

私は、トイレ以外は基本ベッドの上でした。

大部屋(4人)に入院していたのですが、カーテンで区切られていて

数日で入院患者が変わっていったり、

私のような切迫早産で入院するだけではなく

婦人科の様々な病気を患って入院してきた方もいる中で

*たいていの話が筒抜けなので事情を知ってしまいます…。

入院している方々と話をすることができませんでした。

 

ロビーで電話!と思っても、わざわざナースコールをして、車いすに乗せてもらい

ロビーに連れていってもらわないといけない。

車いすに「座る」のも、子宮頚管が短くなる可能性もあり気が引ける…。

そして電話もしなくなり、1日で話すのは看護士さんと担当医くらいになりました。

極端にアウトプットをしなくなった結果、

退院後は話すこともどこかぎこちなくなっていたような…(汗)

切迫早産入院(7日目)

妊娠31週4日目

今日で膣内洗浄が終わった。

毎日精神的にも身体的にも辛かったのでほっとする。

午前中におなかの張りが気になりモニターを付ける。

モニターの見方。

赤ちゃんは脈拍110~160が基本。

110を下回り90以下になると危険らしい。

胎動はびゅんと振れが大きいと、胎動が激しいということ。

看護士さんに「元気ですね~」と毎回言われるからよほど元気なのだろうと思う。

お腹の張りは、山ができてたろころが張っているということらしい。

今日は40分間で1回あった。

モニターの見方って教えてくれない

私が通院していた産院でも、入院した病院でも、

モニターの見方ってこちらが聞かない限り教えてくれませんでした。

検査してもらっている妊婦としては

モニターで見えてるのに意味がわからず、そのまま20分くらい寝ながら

モニター付けないといけなくって

「何が起こっているのだろう…。」って不安でした。

けど聞くと、当たり前ですがちゃんと教えてくれます。

看護士さんや先生にとっては日常茶飯事のことでわざわざ説明いらないって

考えているんでしょうね。

 

モニターの見方は聞いたほうがいい

モニターの見方は聞いて正解でしたよ。

長ーい入院生活で、毎日朝と晩2回は付けている中で

「今日はお腹の子、元気かな?自分の張りは大丈夫かな」って

自分で知ろうという気になって

寝たきりの入院生活にもちょっとだけメリハリがつきました。

 

切迫早産入院(6日目)

妊娠31週3日

今日は特に何もなく。

17時~微熱。張り留め点滴の副作用。ほてりできつくなる。

晩御飯はしっかり食べられたが

その後も熱が続いてきつく、夜はぐっすり眠る。

お腹の子は元気なようで安心する。

 

切迫早産でずっと不安にかられる

思い返してみると…

切迫早産は常に早産になるかもしれない不安と、

早産になってしまったときに子どもに何か起こるのではないかという不安と

私が切迫早産で入院した影響で1歳の長男の性格がひん曲がってしまわないかという不安と…

常に不安と隣り合わせでした。

切迫早産の原因って明確なものがなくて体質だとも言われました。

自分がお腹の子のためにひたすら横になることが唯一そのときできること

その無力さに、パンパンに膨らんだ風船が徐々に萎んでいくように

自分のエネルギ―が無くなっていくようでした。

 

 

こうやってブログを書いている最中に早産で産まれるかもしれない

 

切迫早産入院(5日目)

31週2日目

今日は入院して初めてシャワーにかかる。

気になっていたべたつきや匂いがいっきに流れる。

こんなにも気持ちがいいものなのかと実感する。

点滴の差し替え日にシャワーにかかえれるらしい。

朝から採血だったが、看護士1人目、2回失敗。看護士2人目、2回失敗。

先生1人目、1回失敗で採血が恐怖に…。

先生2人目でめでたく成功。ほっとする。

これから点滴の差し替え(4日に1回)が恐怖になっていく…。

 

切迫早産入院(4日目)

切迫早産入院(4日目)妊娠31週1日

転院してきてから、毎日膣内洗浄をしている。

膣内に細菌がいるようでそれをきれいにしてもらっている。

入院して初めて息子EとパートナーYが来てくれた。

院内感染を防ぐため息子は病室内に入ることができず、

エレベーターホールで会うことに。私は病室から車いすで移動した。

 

息子Eは最初は恥ずかしそうにベビーカーにしがみついていたが、

ベビーカーから降りると忍者のものまねをしながらエレベーターホール前を

駆け回っていた。

私は会うなり声をあげて泣いてしまった。

嬉しさと突然いなくなってしまった申し訳なさとまたしばらく会えなくなってしまう寂しさと…。

1時間ほどでお腹が苦しくなってきたのでバイバイをする。

息子は泣くかな?と思ったら、無表情に「バイバイ」と言って帰っていった。

我慢しているんだろうな、我慢しすぎなければいいなと思う。